コラム

【活動報告】第18回地域活動見本市(ブース出展)

先月、9月2日(土)に藤沢市役所で『第18回地域活動見本市』が開催されました。「地域で輝くシニアになろう」をテーマに、地域で活動する団体がそれぞれの日頃の活動を展示したり、体験会をおこなったりする催しです。今回は19団体が参加し、障がいのアナも出展することができました。

当日は、はしもとあきこちゃん(Ana Letterライター)、野元小暖ちゃん(NPOインターン)、小川恵ちゃんにお手伝いしてもらいました。

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今回はブースに来てくださる皆さんに、さまざまなインタビュー記事があることを知っていただきたいと思い、iPadでの記事閲覧とともに、直近のインタビュー記事の一覧を掲示しました

一覧をじっくりと見てくださる方も多く、とても嬉しかったです!

地域活動見本市は、地域の皆さんとつながる大切な時間。日頃、オンラインや文字媒体で情報発信をする私たちにとって、貴重な機会です。

ブースを出していることを知って会いに来てくださった皆さん、初めて私たちの団体を知り「アナって何?」「何をやっている団体なの?」と声をかけてくださった皆さん、本当にありがとうございました。

地味な活動であり続けたい

障がいのアナの「アナ」は、『社会の壁にアナをあける』という私たちのミッションとつながっています(関連記事「障がいのアナ」という名前)。障がいや福祉の情報をただ伝えるのではなく、違いの先でつながる「同じ」を伝えていきたい。その想いで、記事をつくっています。

当日、団体紹介をすると「地味な活動ですね」と、ひとりの男性から言われました。『地味』という言葉に慣れていなかったので少し戸惑いましたが、お褒めの言葉でした。「すぐに結果が出ない上に、労力がかかっている。こんな地味なことをやり続けるのは、相当な想いがないとできない」と言っていただけたのです。

地味というのは私たちの活動にピッタリな言葉です。地域と向き合い、歯車をつくっていく。そして、言葉と何度も向き合い、歯車となる表現を探していく。その果てしない作業は喜びであり、とても地味であると気づきました。

人の心や価値観はすぐに変化するものではありません。急な変化ではなく穏やかさを、強さではない柔らかさを、地味で時間のかかることを大切にしたいと思える大切な日になりました

当日ブースを手伝ってくれた仲間たち

あこちゃん(ライター)
あこちゃん(ライター)

想像していたよりずっと多くの方に障がいのアナを気にかけていただき、嬉しかったです。チラシを手にとってくれるのは、たまたま通りかかった方たちだけというわけではなく「障がいのアナについて知りたくて来ました!」と仰る方もいました。ありがとうございます。

休憩時間には、他の団体が行っていたブラインドウォークをしました。ブラインドウォークの意義とは、視覚障がい者の体験というよりも、視覚障がい者に対する正しいサポートの仕方を学ぶことだと教えていただきました。他の団体の方たちとの交流も楽しく、とても良い1日となりました!

こはるちゃん(NPOインターン)
こはるちゃん(NPOインターン)

チラシ配りや活動紹介を行うのは初めてだったのですごく緊張しましたが、たくさんの方が話しかけてくださり、新たなつながりができて、とても嬉しかったです。

私にとってすごくプラスになる経験ができたこと、さらに障がいのアナさんの役に立てたことがすごく良かったです!

めぐちゃん(ボランティア)
めぐちゃん(ボランティア)

チラシ配りでは、たくさんの方に手に取ってもらい、お話しの機会を持つことができてとても良い経験をさせて頂きました^^

他ブースの活動にも触れたりと、楽しい時間を頂きありがとうございました!

あらためて、地域活動見本市の主催する湘南ふじさわシニアネットの皆さま、藤沢市高齢者支援課の皆さま、貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。

WRITER

小川 優

大学で看護学を学び、卒業後は藤沢市立白浜養護学校の保健室に勤務する。障がいとは社会の中にあるのでは…と感じ、もっと現場の声や生きる命の価値を伝えたいとアナウンサーへ転身。地元のコミュニティFMをはじめ、情報を発信する専門家として活動する。

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