【藤沢清流高校】障がいのある子ときょうだい児を育ててきた内海智子さんにインタビュー!

この記事は、県立藤沢清流高校で社会福祉基礎の授業を受ける生徒が作成したインタビュー記事です。知的障がいのある子ときょうだい児を育ててきた内海智子さんのプチ講演を受けて、3年生の板倉さん、齋藤さん、高田さん、竹田さん、葉石さんが質問内容を作成し、取材をおこないました。
参考記事:
高校生が福祉を伝える!:1回目(授業)、2回目(インタビュー)、3回目(記事作成)
内海智子さん
NPO法人ドリームエナジープロジェクト代表。知的ハンディのある若者の「学びと体験の場」ドリプロスクールで、歌、ダンス、美術、英会話、書道、演技などのレッスンを行う。演劇やコンサートなどの舞台表現にも取り組んでいる。ダウン症のある長男と年子の次男のドタバタ育児や可能性への挑戦を書いた著書「ぼくはダウン症の俳優になりたい」がある。
【プチ講演の内容】
講演では、内海さんにドリームエナジープロジェクトの活動内容や息子さんたちとの関わりを聞きました。「障がいのある子を育てるのは大変だと思う?」と問いかけられて「大変だったからこそ心に残ることがあるよね」という話から、大変をただツライととらえるのでなく、「大変を楽しむ」という言葉が印象的でした。ハンディーキャップを抱える子どもをもつ親は、偏見を持たず、それぞれの子どもたちに同じように接していることがわかりました。
ふたりのお子さんの幼少期の特徴を教えてください。
ダウン症の長男はニコニコとしていて平和主義。明るく、のんびり、おっとりしている子でした。難しい話は入りにくい特徴がありました。健常児の次男は、自己主張が強く、やんちゃで暴れん坊。手がかかる子でした。
ふたりの子育てを通して、どんなことを感じてきましたか?
長男の子育てでは、どうせわからないと諦めずに、わかると信じて繰り返すこと、待つことが大切。次男の子育てでは、しっかり本人に向き合うこと、長男と同じように手をかけることが大切だと感じました。
障がいのあるお子さんを育てることの難しさは?
ひとつのことを理解するのに、時間がかかり、たくさんのことを理解するのはむずかしいです。でもがんばって「できた!」というときには、ものすごく喜びます。そうした小さな成長をとても嬉しく感じます。
障がいを持っていると分かったとき、どんな気持ちでしたか?
わかったときはショックでした。でも、障がいとわかったのが生後半年経ってからだったので、目の前にいる我が子は変わらないのに、自分の目が曇っただけだと気づきました。
高校生や若い世代に知ってほしいことは?
知的障がいがある人のやれないこと苦手なことばかりに目を向けるのではなくて、その人のいいところを見てほしいです。人をおとしいれるようなところがなく、純粋で優しいです。
「好きなこと、得意なことは何かな。もっとたくさんできることがあるんじゃないか」と気にしてほしいです。障がいを持った人たちと接するときには、既存の常識にとらわれずに接してほしいと思っています。
インタビューを終えて
この記事は県立藤沢清流高校の3年生の板倉さん、齋藤さん、高田さん、竹田さん、葉石さんがインタビューをおこない、作成しました!
今回のインタビューを通して、ハンディーキャップのある子の特徴を知れたり、自分が偏見を持っているだけで、その子を育てる親は他の子と変わらず、接していることがわかりました。
自分は「やっぱり、他の子と違って大変なのかな」と、はじめ考えていましたが、内海さんの「大変さを楽しむ」という言葉を聞いて、親はやはりすごいなと感じました。読者の皆さんには、自分の偏見だけで物事を決めずに、しっかりと自分の目で見ることが大切だということを伝えたいです。
(3年 板倉さん)
障がいのある子を育てるのは大変と思うかもしれないけれど、障がいのあるなしに関わらず、子どもを育てるのは大変で、幼少期の大変さは変わらない。
もし自分がこの先、障がいのある子を育てることになったら、「そんなこともできないのか」と思わずに、違う視点を持てばいいと思いました。
(3年 齋藤さん)
知的障がいのある子のお母さんの気持ちを聞く前は、障がいを持っている長男のほうに意識がいきがちでした。
実際は、次男は「自分を見てほしい」「自分をわかってほしい」という気持ちが強く、自己主張が激しかったため、次男のほうが手がかかったという話を聞いて、障がいを持っている子のきょうだいの気持ちに興味が湧きました。
(3年 高田さん)
障がいのある方について内海さんに詳しく教えていただきました。関わる機会も少なく、知る機会も少ない障がいのある方々について、こうして知ることができて、とても良かったです。
内海さんは「私たちの常識は障がい者のやりたいこと、できることを邪魔してしまう」とおっしゃっていました。私たちは障がいのある方々のやれないことばかり目を向けてしまいがちですが、やれるかも知れないという可能性に目を向けたほうが良いと学びました。
(3年 竹田さん)
内海さんのお子さんに対する愛や障がいのある方のことを知ってほしいという思いがインタビューのなかの言葉の端々に感じられ、お子さんはもちろん、障がいのある方のことも大事にしているんだなと思いました。
読者の皆さんには、障がいのある方を偏見や常識に捉われずに見てほしいなと思います。障がいを持っているから何もできないと思い込まずに、自分にはできないことができるかも知れないと感じてほしいです。
(3年 葉石さん)

関連サイト
- NPO法人ドリームエナジープロジェクト 公式サイト
- 「知らないなんてもったいない!」知的ハンディのある人たちの舞台表現についての投稿記事(神奈川県の文化芸術のサイト「マグカル・ドット・ネット」)
- 演劇公演「凜と生きる」(YouTube:NHK 総合テレビ「ひるまえほっと」2024)





