コラム

【活動報告】藤沢翔陵高校での障がい福祉の授業(講師)

先月、9月29日(金)に藤沢翔陵高校で授業を担当しました。5時間目は高校2年生、6時間目は高校1年生を対象におこないました。男子校へ入ったのも初めてだったので、自分の過ごした高校時代の雰囲気と少し違い、貴重な経験でした。

「まなびのOS」という授業のなかで、全盲当事者であり、横浜市視覚障害者福祉協会の理事である渡邊信子さんとともに共生社会について考える内容をお伝えしました。どちらの学年とも、積極的に参加してくれました。

まなびのOS

授業で使用したスライドの一部です。

みんなでじゃんけん

「一緒にゲームをしよう」の一つとして、生徒たちにアイデアを出してもらい、みんなでじゃんけんをしました。ともに生きる社会を目指すとき、障がいのある人が弱者として扱われ、助けられる存在になってしまうのは違うと思っています

一緒に何かをするとき、そこに工夫があると、本当の意味で一緒に楽しむことができる。障がいや病気などを知り、困難さを想像することも必要だけれど、「どうしたら一緒にできるか」という工夫を考えていくことが大切なのだと信じています。

少しでも、生徒たちの「気づき」のきっかけになれていたら嬉しいです。このたびは、貴重な授業の機会をありがとうございました。

WRITER

小川 優

大学で看護学を学び、卒業後は藤沢市立白浜養護学校の保健室に勤務する。障がいとは社会の中にあるのでは…と感じ、もっと現場の声や生きる命の価値を伝えたいとアナウンサーへ転身。地元のコミュニティFMをはじめ、情報を発信する専門家として活動する。

RECOMMENDおすすめ記事