駆け抜けて、また違う春を迎える
人は変わるもの。年月とともに変わるもの、その瞬間で変わるもの。そのすべてを愛おしく思う。どのような春を迎えたいですか?
わたしが卒業したいもの
私は、いつも走っていないと落ち着かない。毎日に予定を詰め込み、楽しいことを追い求めることが好きだ。自分らしく生きられることは幸せなことであり、ときに呪縛のように思う。
自分らしさから卒業できたとき、世界はもっと広がるだろう。
自分らしさ
人は誰でも、「自分らしさ」に救われ、自分らしくあり続けなくてはいけない不安の中にいる。誰からも強いられていないのに、私であることを守り続けなくてはいけないような気がするのだ。
自分らしさから離れられたとき、人は楽になるだろう。自分らしくない「わたし」でも安心することができれば、もっと毎日が生きやすくなると思う。
私たちの価値
「自分らしさ」から離れても、大丈夫。春を迎えて仕事に躓いても、あなたらしくないねと言われても、あなたの価値はそこではない。自分らしくいられなくても、あなたの価値はそこではない。
笑顔で一日を過ごし、幸せに明日を迎えることだけが正解ではない。朝を迎え、夜を迎える。ただそれだけで、私たちには価値がある。