インタビュー

カラフルな絵とエイサーの熱気。鶴が台名店街で過ごした、ポカポカな一日【アナレポ#23】

藤沢市内のアナをあける活動を取材する『アナレポ』

今回は、1月12日・13日に鶴が台名店街で開催された「ユニティ・ニューイヤーナイトマルシェ」に参加してきました。このイベントは、社会福祉法人「翔の会」が主催しています。イベントの目的は、住民同士がつながりを感じられる地域づくりです。

会場にはたくさんの絵が展示されており、さらに、普段なかなか見ることのできないレトロな蓄音機もあり、実際に音を聴いて楽しむことができました。訪れた地域の方々が、展示を眺めたり会話を交わしたりしながら、和気藹々とした時間を過ごしている様子が印象的でした

(取材:飯島 咲音・高校2年)

始まりの音色

始まりの時間になると、沖縄エイサー「湘琉会」によるエイサーの披露が始まりました。太鼓の力強い音と独特のリズムが会場に響き渡り、演者一人ひとりの動きは驚くほど息が合っており、まるで一つの流れのようにシンクロしていました。笑顔を浮かべながら、時にはアクロバティックな動きも交えた演舞は迫力があり、観ている人を一気に引き込みました。

また、同じ時間帯には書道家の方によるパフォーマンスも行われ、力強く筆を走らせる姿とエイサーの演舞が重なり合うことで、会場には独特の高揚感が生まれていました。

当日は風もなく、冬とは思えないほどポカポカとした暖かい一日で、開始時間が近づくにつれて人が次々と集まってきました。足を止めて見入る人や、自然と輪になって見守る人の姿も多く見られ、エイサー特有の音色と覇気は、私だけでなく、集まった住民の方々の心にも強く響いていました。

動き揃えば心も揃う

朝のデモンストレーションが終わると、会場の一角に自然と人だかりができていました。のぞいてみると、そこでは太鼓作りのワークショップが行われていました。

参加者は思い思いにデコレーションをしたり、好きな絵を描いたりと、夢中になって制作に取り組んでいました。カラフルに仕上げる人もいれば、シンプルでかっこよくまとめる人もいて、どの太鼓にもその人らしさがあふれていました。完成した太鼓を嬉しそうに見せ合う姿も印象的で、会場は太鼓を叩いて遊んでいる子供達でにぎやかな雰囲気に包まれていました。見ているこちらまで楽しくなる、そんな時間が広がっていました。

そして、本番が始まりました。先ほどのデモンストレーションでは見ているだけだったお客さんたちの手にはさっき作った手作り太鼓がありました。湘琉会によるエイサーはお客さんたちの心に届き、お客さんたち自体も一緒に踊り、楽しさの輪を広げて行きました。

階段を上がった先にあった世界

最後にナルトアート画廊に足を運びました。階段を上がると壁一面にカラフルで個性豊かな絵が飾られていて、その鮮やかな色彩や独特の表現に思わず目を奪われました。

作品一つひとつからさまざまな思いが感じられ、見ているだけで自然と心が弾んできます。まるで別の世界に入り込んだかのような、楽しくて心が満たされるひとときでした。

日本語では「生の芸術」とも言われる「アール・ブリュット」の世界を、ぜひ多くの方に体感していただきたいです。希望があれば、ナルトアート画廊は平日でも見ることができるそうです。機会があったら、ぜひナルトアート画廊へ足を運んでみてください。

あたたかい交流

今回の「ユニティ・ニューイヤーナイトマルシェ」は、地域の人々が自然に集い、つながりを深めることのできる温かいイベントでした。エイサーや書道パフォーマンスによって会場は一体感に包まれ、太鼓作りのワークショップでは参加者同士が楽しみを共有する姿が印象的でした。人と人とが関わり合いながら場の雰囲気が作られていく様子を実際に目の当たりにし、「地域のつながり」は特別なものではなく、こうした何気ない交流の積み重ねによって生まれるのだと実感しました。

また、これまで私は地域のイベントに対してどこか受け身で関わることが多かったのですが、今回の体験を通して、その場に自分も関わることで楽しさや一体感がより深まることに気づきました。実際に参加している人たちの笑顔や交流の様子を見て、ただ見るだけでなく、自分から関わっていくことの大切さを感じるようになりました。

ふじさわこたね
〜学生がまちの福祉に出会うアナレポプロジェクト〜

このプロジェクトでは、学生が取材を通して、藤沢の福祉と出会い、それぞれの気づきとともに地域をレポートしています。【プロジェクト詳細】

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WRITER

小川 優

大学で看護学を学び、卒業後は藤沢市立白浜養護学校の保健室に勤務する。障がいとは社会の中にあるのでは…と感じ、もっと現場の声や生きる命の価値を伝えたいとアナウンサーへ転身。地元のコミュニティFMをはじめ、情報を発信する専門家として活動する。

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