インタビュー

会って気づく、犬の力【アナレポ#14】

藤沢市内のアナをあける活動を取材する『アナレポ』

今回は、カフェ「テラスティピィ」に取材へ伺いました。ここは元介助犬のわんちゃんが看板犬として過ごしている、少し特別な空間です。入口のドアを開けると、2匹のわんちゃんが駆け寄ってきて、まるで「おかえり!」と言うように迎えてくれました。

店内では、わんちゃんをそっと撫でる人や、お客さん同士が自然に会話を楽しむ姿、穏やかに過ごす人たちの姿が見られました。初めて訪れた人でもすぐにリラックスできる、温かく落ち着いた空気が流れるカフェだと感じました。

(取材:飯島 咲音・高校1年)

犬と過ごす優しい時間

テラスティピィは、元介助犬のわんちゃんたちが看板犬として迎えてくれる、温かみ溢れるカフェです。店内は木の温もりを随所に感じられる落ち着いた空間で、ナチュラルな色合いのインテリアと柔らかい照明が組み合わさり、初めて訪れた人でもすぐにリラックスできます。

わんちゃんたちは、それぞれ思い思いの場所で休んだり、お客さんと遊んだりしており、その穏やかな様子が店全体の心地よさを引き立てていました。このカフェでは、くつろぎの提供だけでなく、介助犬やお仕事をしてきた犬たちの役割を広める活動にも力を入れています。

私が伺った当日は看板犬2匹に加えて、さらに3匹が遊びに来ており、合計5匹のわんちゃんが店内を歩き回っていました。その存在が自然な会話のきっかけとなり、お客さん同士の交流も穏やかに生まれていました。

お店の関水惠子さんによると、「互いに人の温かさ、犬の温かさを知って欲しい」という思いで、このカフェは犬と人が適切な距離を持ちながら共生する社会を目指しているそうです。

犬がつなぐ、人との出会い

私がテラスティピィに取材へ行こうと思ったのは、「わんちゃんがいるカフェ」という珍しさに強く惹かれたからです。普段、犬と触れ合える場所は限られているため、看板犬たちに会えることを楽しみにしていました。

実際に訪れてみると、店内には昔から通っている常連さんや家族連れなど、幅広い年代のお客さんがそれぞれの時間を楽しんでいました。カフェが多くの人に親しまれていることが伝わってきます。

特に印象的だったのは、わんちゃんの存在がきっかけで、お客さん同士が自然に会話を交わしていたことです。横になってのんびりしている子、積極的に遊んでいる子など、それぞれのペースで過ごすわんちゃんの姿に合わせて、お客さんもリラックスして接していました。無理なく人と人がつながる空気が流れており、とても心地よく感じました。

自然と人がつながる不思議なカフェ

取材の数日後、家族と一緒にご飯に行ったとき、ふと「普通のカフェで生まれる距離感とは何かが違うな」と感じました。テラスティピィでの出会いは、もっと深いところでつながるような感覚があり、一度きりでは終わらない“これからも続く関係”が自然と育っていくように思えたのです。無理に話しかけなくても、気づいたときには人と人が柔らかく結びついている、そんな不思議な心地よさがありました。

関水さんも「これが犬の力ね〜」と笑っていました。わんちゃんたちは、ただそこにいるだけで場の空気を和ませ、人と人との距離を縮めてくれます。その存在が生み出す穏やかさや温かさを目の当たりにし、犬の力が人の交流に与える影響を改めて実感しました。

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ふじさわこたね
〜学生がまちの福祉に出会うアナレポプロジェクト〜

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