コトママholidayを取材して― 子どもと過ごす、やさしい時間のなかで感じたこと 【アナレポ#10】

藤沢市内のアナをあける活動を取材する『アナレポ』
9月25日(金)、藤沢本町駅から歩いて7分のところにある「コトママholiday」へ取材に行きました。マンションの一室で行われている保育室。第一印象は、広くはないけれど、その分一人ひとりを丁寧に見てもらえるアットホームな空間でした。
取材したいと思ったきっかけは、子どもが好きで、子どもと関わる仕事に興味があったからです。
(取材:小島 若菜・高校2年)

コトママholiday
コトママholidayは、一般的な保育園とは違い、“一時預かり”専門の保育室です。通常、藤沢市では満1歳以上から一時預かりを利用できますが、ここでは3ヶ月以上の赤ちゃんも一時預かりを利用できます。
お母さんたちが安心して休めるようにサポートするほか、不登校の子どもや発達障がいのある子どもの支援も行っています。小さな集団だからこそ、目も想いも行き届きやすく、その子のペースを大事にしながら、心地よい場所で成長して欲しいという想いがあります。
取材当日、緊張していた私ですが、とても穏やかで優しい先生たちとあたたかい場所のおかげで、自然と笑顔になりました。

子どもたちと関わる体験
取材の日は、2人の子どもたちが来ていました。1人は来年幼稚園に入る女の子、もう1人はもうすぐ1歳になる女の子。
もうすぐ1歳になる女の子は最初はママと離れるのが寂しくて泣いていたのですが、少しずつ笑顔を見せてくれるようになり、その変化がとても嬉しかったです。
来年幼稚園に入る女の子は、関わりはじめた最初は、人見知りしていましたが、関わっていくうちに女の子の方から近づいて来てくれるようになり、それがすごく可愛く嬉しかったです。
おままごとや公園でのシャボン玉、追いかけっこなど、どの時間も子どもたちの笑顔が印象的でした。体験を通して、年齢が違うと、できることも違うので、その子にあった遊びや関わり方をしていく大切さを知りました。遊ぶことで子どもが笑顔になってくれたとき、すごく嬉しかったです。

代表の愛先生への取材
代表の愛先生にお話を伺いました。愛先生は「長年の保育経験や私自身の子育てを振り返るなかで、短時間でも安心して預けられて、それぞれのペースで成長ができ、一人ひとりに寄り添える保育室にしていきたい」と話していました。また、不登校や発達に特性がある子どもたちにも“安心して過ごせる居場所“をつくりたいという想いで活動しているそうです。
愛先生に仕事のやりがいを伺うと、「泣いていた子がニコニコと笑顔に変わっていくと、この仕事をやっていてよかったと感じる。子どもと遊ぶのが楽しいです」と笑顔で教えてくれました。
コトママholidayの名前の由来を伺うと、「子どもとママの休日(子とママの休日)からコトママholidayにしました。休日みたいに過ごして欲しい」と教えてくれました。
話を聞き、自分の時間をつくることの大切さを感じました。一時預かりを利用することで、ママが自分のやりたいことをできるようになる、とても素敵な活動だなと感じました。

子どもとママと支えたい
今回の取材では、子どもと関わる楽しさだけでなく、保育現場の大切さや大変さも感じました。
最初は緊張したけれど、子どもたちが笑ってくれる瞬間がとても嬉しくて、「もっとこうした仕事をしてみたい」と思いました。
今後も、子どもやお母さんを支える活動に関わっていきたいです。
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