インタビュー

相手に歩み寄る一歩、ふくし体験教室を通して感じたこと【アナレポ#6】

藤沢市内のアナをあける活動を取材する『アナレポ』

初めまして!ふじさわこたね学生ライターの飯島咲音(いいじまさのん)です。
今回は8月6日(水)に開催された『夏休み!ふくし体験教室』に参加させてもらいました。この体験教室では教師・シンガーソングライターの栗山龍太先生のお話とゴールボールを体験させていただきました。

主催者の方にお話を伺うと、夏休み!ふくし体験教室が子どもたちにとって福祉を知る一歩になるように、パラリンピックの盛り上がりを踏まえてみんなで盛り上がれるもので企画をしたそうです。

(取材:飯島 咲音・高校1年)

工夫とチームワークが生まれる

パラリンピックが年々盛り上がりを見せていますが、私は車いすバスケは知っているけれど、それ以外の種目はあまり知りませんでした。同じような方、いらっしゃいますか?実はパラリンピックは夏季パラリンピックでは22競技、冬季パラリンピックでは6競技開催されています!今回はその中の一つ、ゴールボールを体験しました。

このゲームでは選手全員が目隠しをして鈴の入ったボールを相手のチームゴールに入れる競技なのですが、これが本当に難しいのです、、、!

何も見えないので音に集中するのですが、きた!ここだ!と思った頃にはボールが通り過ぎていました。この競技はチームワークが大切で、チームの子たちと作戦会議をして工夫できるポイントを共有すると、だんだんとボールの受け渡しができるようになっていきました!ボールがキャッチできた時はとても嬉しかったです。

体験した小学生の子にインタビューしてみると、「難しかったけど楽しかった!」と満足げな表情を浮かべていました。講師の柳澤先生によると、本当の試合だとボールが70キロほどの速度で飛んでくるそうです。この豪球を止めなくてはいけないので選手たちは耳にすごく集中していて、12分の試合でもへとへとになってしまうらしいです。

相手の世界を知る

白杖体験では目隠しをした状態で障害物を避ける体験をしました。棒一つでどこに障害物があるのか、どうやっていけば避けられるのかを考えながら歩くのはとても難しいものでした。

白杖を使うのも難しいのですが、隣でサポートをするのも簡単そうに見えて頭を使いました。右、左だけだと伝わり切っていなかったり、言うのが遅すぎたり早すぎたりで難しかったです。

子ども達はゲーム感覚で楽しんでいました。ゴールに着くとハイタッチをしている場面も見ました。だんだんとその場の空気が温かいものになっていたと思います。

話だけで相手の世界を分かったような気持ちになりますが、もう一歩、体験という形で相手の世界を少しでも知ってみるとそれは相手に歩み寄る一歩になると思いました。

歌でつながる

最後は栗山龍太先生が実際に歌ってくれました!栗山龍太先生のオリジナル曲、アイスル魔法です。この曲には誰かに興味を持つことの重要さが込められています。栗山先生が今までの人生で体験したこと、思ったことが詰め込んである歌詞でした。

栗山先生の歌声は誰かに語りかける芯のある強い声でありながら、思いをのせている優しい歌声でした。聞いていて心がじんわりと温かくなっていくような気がしました。

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〜学生がまちの福祉に出会うアナレポプロジェクト〜

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